ペン表の卓球ノート

ワンランク上を目指す中年ペン表プレーヤーのつぶやきです

インパーシャルXS

バタフライの表ソフトラバー「インパーシャルXS(厚)」をダーカーのアクアブレード中国式に貼って、1年くらい使ってみました。

横目で回転がものすごくかかります。適度なボールの食い込みがあって、テンションのかかったスポンジで弾みも十分にあります。表ソフトのなかでは、裏ソフトにかなり近い感覚で、ボールを打つことができます。そのまま打つだけではナックルは出にくいですが、技術によっては表ソフトのナックルや流し、フリック、ミート打ちなどの特徴も活かすことができる、非常に高性能なラバーであると感じました。

ですが、高性能でありすぎるがゆえに、質の高い打ち方をしないとボールがそのように応えてくれません。非常にシビアです。ただ入れるだけのボールを送ってしまうと、ナックルにならないので相手の打ちやすいきれいなボールになってしまい、相手のボールの回転の影響を受けやすいのでミスになりやすく、ミート打ちは角度を間違えてしまうとオーバーミスやネットミスになりやすい。今まで使ってきた他の表ソフトに比べて扱うのが難しい、敏感で繊細なラバーだと思いました。

打点を落としたループドライブも打てるし、一発で打ち抜けるスピードドライブも、ぶち切れの速いツッツキも出すことができて武器になりますが、それなりの技術力を要します。私のような普段の練習量が少ない(週1~2回程度)かつ練習環境が十分に確保できていない初中級レベルのプレーヤーが使うと、このラバーがもつ高い性能を活かすことは難しいです。逆に自分の凡ミスが増えてしまったり、相手の嫌なボールを作ることが難しくて、攻撃を受けてしまったりするリスクがあります。

相手の台にボールをいかにおさめるか。しっかりつないでチャンスメイクを作ってスマッシュで決めたり、フリックや流しで先手を取って攻撃したり、ナックルで相手のミスを誘ったりして、攻守のバランスがとれた卓球で粘り勝つ。自身が目指す卓球のスタイルにもう一度立ち返り、使うラバーを考えてみようかと思います。今のところ、引き続きインパーシャルXSを使うか、私が最初に使った表ソフトであるヴィクタスの「スピンピップスD1(MAX)」(当時はTSP「スーパースピンピップス(厚)」を長く使っていました)」、銀河の「天王星(2.0mm)」あたりを考えています。